コラム
2019年1月19日
最近公園などが少なくなった事や子どもの犯罪被害が増えている事もあり、ショッピング
モール等での遊びのスペースが出来ています。
本来は自然の中で養われた感覚も今では難しくなっていますね。
高層マンションの子ども達の運動発達についても研究されているようですし・・。
ボーネルンドのキドキドなどが子どもの身体の発達を促す遊具などでスペースを作ってい
ます。
都心ではこういった所を利用しないともう身体を使った遊びをする事が難しくなっている
んですね。
そういった施設を見ているとちょっと不安になる部分があります。
日曜日のその施設の様子を見ると・・
ママはお買い物に行っているんでしょう・・
パパが椅子に座ってスマホをいじりながら子どもだけを遊ばせている光景が目に入って来
ます。
一緒に遊ばないのです。
子どもは大人の興味を持つものに興味を持ちます。
特に発達障害のお子さんは視覚的な情報をとって行動する傾向が強いです。
親がタブレットやスマホをいじっていたら子どももそちらに興味を持ちます。
「ほら遊具もいっぱいあるよ、遊んで来なさい!」
そんな言葉をかけても子どもは親が遊具に関心を示していない事が解ります。
子どもだけにやらせようとしてもやりません。
特に発達障害で前庭覚に問題のある子は不安が強く、自分から積極的に身体を動かす遊び
をしない事が多いのです。
親が一緒に身体を動かす事をして興味を持たせ、「こうやって遊ぶんだよ、楽しいよ」とい
う部分を視覚的情報としてあえて「見せる」事が必要になります。
そうする事で少しずつ身体を動かす事を覚え、色々な世界を経験出来る様になるのです。
特に身体を動かす遊びはパパの出番です。
椅子に座ってスマホをいじっているのではなく、一緒に身体を動かして遊んであげて欲し
いなといつも思います。